デュレイに設定するデュレイタイムをテンポから割り出すアプリ
2015.05.05
とても重宝しているアプリケーションです。
付点八分音符のテンポデュレイの設定値なんかも、曲のテンポから一発で分かります。
Studio Calculators for Windows(Instruction)
2015.05.05 03:35 | 固定リンク | DTMアプリ紹介
asio4all
2015.05.05
「asio4all」はASIO非対応のオーディオデバイスをASIO化するソフトウェア。
窓の杜から入手可能。
使い方、注意事項、ノウハウはググればたくさん出てくるので、そちらを参考にしてください。

「PCで音楽再生」を楽しみたい方にお勧めする理由。



  1. WindowsPCの一般的なオーディオデバイスで、Windows Media Playerやitunesで再生している音はWindowsのオーディオエンジン(カーネルミキサー)を通っています。これが原因で音質が変わったり、再生命令と実際の発音までに遅延が発生します。


  2. DTMをやっている方で実際に演奏したり歌ったりして録音されているなら、この遅延(PCから再生された音を聞きながらぴったりのリズムで録音できても結果は、それまでに録音した音と直前の録音がすごくずれている)が致命的なので、そもそもASIO対応のオーディオインターフェイスを利用されています。2000円~5000円程度でも購入できるものがあるので、遅延対策としてASIOを使うだけなら、そんなに難しい話ではないですし、一般的に音楽を楽しむ方々には無縁の話です。

  3. ところがWindowsで一般的なオーディオドライバはWDMドライバ(もしくはMMEドライバ)といって「オーディオエンジン(カーネルミキサー)」というプログラム上のミキサーを通っています。これはいろんなアプリケーションや警告の音を同時に発音することを実現しているミキサーですが、たくさんの音が一度に入ってきたときに音のレベルが大きくなりすぎて音割れやノイズを出してしまわないように音を調整する「リミッター」を持っています。

  4. このリミッターは安全の為にかかっているのですが、これがCDやMP3,4などの音を”けっこう”変えてしまっています。
    プロの音源は、そもそもリミッター処理をかけてベストの状態に仕上げていますので、さらにここでリミッターをかけることで、この仕上げの良さは失われています。

  5. カーネルミキサーを通らないでオーディオデバイスと音のやりとりをしているのがASIOドライバで、asio4allはASIO対応機器以外に対しても、この仕組みを提供するプログラムです。相手先のオーディオ機器がもともとASIO対応ではないので、遅延を小さくしようと欲張ると、相手先機器との信号のやり取りがうまくいかず、パソコン全体の動作不良につながるなど悪影響が出ることもありますが「良い音で音楽を聴きたい」だけなら「大きく遅延」させて安定動作させることができます。このようにWindows Media Playerやitunesで音楽を聴いているだけという方が「リミッターを切った音質で音楽を楽しむ」ことができるようにもなるのがasio4allです。

    ただし、ノートパソコンについているようなスピーカーに対してカーネルミキサーのリミッターを介さない音を出しても、スピーカーの影響を受けるので、あまり大きな効果には期待できません。「USB接続のオーディオインターフェイスからコンポのAUX INに接続してコンポから音が出ている」や「パソコン周辺機器の、そこそこ良い音の出るスピーカーを使っている」という場合や、そのようなプランをお持ちの方にお勧めできるプログラムです。

2015.05.05 02:25 | 固定リンク | DTMアプリ紹介

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